毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。
今週はベトナム人スタッフのMaruchanより、「路上の衣類お直し店」のお話です。
Maruchanは最近、義妹の結婚式に出席したのですが、ドレスコードは「カラフルな色の伝統衣装」でした。この条件を満たすアオザイを持っていなかったので、廉価な既製のアオザイを新たに買うことにしました。
◇カラフルで柄が奇麗なこと、◇ラウンドネックで生地の着心地が良いこと、◇値段が安いこと、という条件で、Shopeeで探した結果、選んだのはアオザイオンライン専門店「トゥイキエウ(Thuy Kieu)」<https://shopee.vn/aodai.thuykieu1#product_list>のアオザイでした。
同店では、わずか18万VND(約1100円)程度で満足のいくアオザイが買えます。ハノイ市からホーチミン市への送料は1万VND(約60円)程度、小包が届くまで3~4日待ちます。店の説明通りの美しいアオザイが届いたので、大満足でした。
同店のアオザイは着丈がとても長く、身長165cmの人が素足で着ると裾が地面につくくらいです。裾の長さは、そのままでも短くすることもできます。動きやすさを優先するMaruchanは着丈を短く切ることにしました。
よく見てみると、ホーチミン市中心部のほぼすべての通りに衣類のお直しの路上店が点在していることに気づくでしょう。Maruchanの実家の半径200m圏内には、そのようなお店がなんと3軒もあります。
<チャンクオックトアン=Tran Quoc Toan通り21番地前の店舗>
<チャンクオックトアン=Tran Quoc Toan通り59E番地前の店舗>
<フインティンクア=Huynh Tinh Cua通り65番地前の店舗>
布地や洋服が希少だった時代の、古着の継ぎ接ぎや修繕がこの職業の原点です。現在、国民の生活水準は向上し、量産により洋服などもより豊富で安価になったので、古着を修繕して着る人はほとんどいなくなりました。その代わりに、既製服が主流になっている今、体型に合わせたり、「プチデザイン」を施したりするために、買ったばかりの新品の服をお直しするという需要が生じます。Maruchanみたいにですね。
サービスは丈詰めだけでなく、ファスナー交換、染色など多岐にわたり、料金は2万VND(約120円)からが目安となっています。衣類のお直しに加え、靴の修理サービスを提供するところもあります。みなさん、必要な時に備えて、近所のお店を事前に探しておきましょう。
(photo by Maruchan)
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
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